スクウェア・エニックスのCatripシリーズ第4弾です。
私はCatripシリーズのファンで、これまでのシリーズはすべて体験済みです。ロマサガシリーズのファンでもありますので、非常に楽しみにしていました。
今回は『ロマンシング・サガ2 リベンジオブザセブン』とのコラボで、山手線周遊謎です。七英雄の名前が山手線の駅名に由来するのは有名ですが、もしかしたらそれが周遊謎のテーマになったのは初めてかもしれませんね。
Catripシリーズには毎回ストーリーがついていて、ニャオヨロズという猫のキャラクターと一緒に「氣魂」という敵を倒す設定が定番なのですが、今回はニャオヨロズの代わりにロマサガ2の人気キャラであるキャットが猫の姿でガイドをし、共に七英雄を打倒するというロマサガ2に準拠したストーリーになっています。ですので、本作はCatripシリーズとしては番外編的な位置づけなのかもしれません。
公式で紹介されている通り、この作品では七英雄の名前の由来となった山手線の駅を巡りながら、七英雄を倒していきます。そのため、7駅+αを巡ることになります。山手線の周遊謎は数あれど、これだけの駅を一つの周遊謎に盛り込むのは珍しいのではないでしょうか。本当にぐるりと一周回りますし、それぞれの駅でわりとしっかりと謎を解きます。さすがに全部は回っていられない、という人向けの救済措置として、後半の3駅をスキップすることができますが、その場合はCatripシリーズおなじみのトロフィーコンプができなくなるという、一応のペナルティがあります。私はプラチナ狙いですべての駅を巡りましたので、移動に時間がかかりました。
それぞれの駅は小謎・中謎があり、そのあとに七英雄戦というのが1セットで、駅ごとの難易度もそれほど変わらず、巡る順番も自由に選べます。このあたりは「フリーシナリオ」を意識した設計になっています。ロマサガ2の要素は、前述のストーリーやフリーシナリオ以外にもいくつか導入されています。特に印象的だったのは各駅の最後にある七英雄戦で、ゲームの映像を使った演出がしっかりと用意されています。ゲームをプレイした人なら察しがつくと思いますが、音声や音楽も流れるので、ぜひイヤホンを持参することをおすすめします。それ以外にも「見切り」や「ひらめき」を再現するなど、いろいろな要素があります。ただいずれもフレーバー程度なので過度な期待は禁物です。
難易度は、基本的には初・中級者向けの非常にオーソドックスな謎解きという印象でした。現地の手掛かりを見ればすぐに答えがわかるものがほとんどで、中謎・大謎で少し考える必要があるという程度でした。すべての七英雄を倒したあとのパートはやや難しくなりますが、それでも★3を超えることはなかったという印象です。
クリア後も特にエクストラはありません。一応、プラチナトロフィーを取るために全駅制覇者だけが挑める些細なおまけ謎が一つだけあります。Catripシリーズ自体が、全体的にやさしめですが、あえて比較すると、上野やすみだあたりの難易度に近かった印象です。ギミックについては、透明シートやシール、工作謎など、謎解き経験者なら非常になじみ深いものが一通り揃っていますが、この作品ならではの独創的なものはあまりなかったかなというのが正直な印象でした。私は周遊謎は観光や運動目的でもあるので、あまり気にならなかったのですが、長い時間簡単な謎を解き続けるという体験が苦手な人にはあまり向いていないかなと思います。
まとめると、ロマサガ2やCatripシリーズのファン、山手線周遊謎の経験が少ない人や、いろいろなロケーションで謎解きをしたい人(ただ山手線周遊なので人が多い場所中心です)、一つの作品でたくさんの謎解きをしたい人、単純にたくさん歩いたり移動したりしたい人にはおすすめです。
一方で、ロマサガ2要素を除いてはやや平凡な印象があり、他作品の周遊謎、特に山手線謎を経験済みの人や、目新しいギミックや難しい謎解き体験を求めている方には、ロマサガ2やCatripシリーズに思い入れがある方を除いては、特段おすすめする必要はないかなというのが正直な印象した。
ちなみに、終盤のロケーションの一つは現在謎解きのメッカのようになっている場所で、実際、今回も3つの謎解きが混在していました(この謎解きをしていたのは、見渡す限り私だけでしたが)。
満足度3.5
難易度かんたん
かかった時間 移動や休憩を含めた合計時間です。7時間
1






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