街歩き謎解きの舞台になる都市の風景 - 全国の謎解きイベントを都道府県別に集計

データで見る謎解き

謎解き・脱出ゲームが多い都道府県ランキング|開催数・人口比をデータ集計

2025年7月〜2026年6月の1年間に開催された謎解き・脱出ゲームを、ナゾヒロバの掲載データから都道府県別に集計。開催数だけでなく人口比・地方別・制作元まで掘り下げます。

2026年7月2日 集計・公開

この記事でわかること

「謎解き・脱出ゲームが多いのはどの都道府県?」——ナゾヒロバに掲載されている作品データをもとに、 2025年7月1日〜2026年6月30日の1年間に開催された謎解き4,159件を都道府県別に集計してランキングにしました(2026年7月集計・ナゾヒロバ調べ)。

単純な開催数では東京・大阪といった大都市が上位を占めますが、人口あたりの「密度」で見ると、宮城・和歌山・鳥取など人口の少ない県が意外な健闘を見せます。 この記事では、開催数ランキング(全47位)に加えて、地方(8地域)別の偏り人口10万人あたりの密度上位県を支える制作元まで、実データで掘り下げます。

集計期間12か月2025.7 – 2026.6
期間内の対象作品4,159オンライン等を含む総数
都道府県別に集計3,345延べ(各県で計上)
開催数トップ東京都914件(全体の約27%)

※ 集計は「開催期間が上記1年間に重なる作品」を対象とし、開催地の都道府県が特定できる作品を都道府県別に数えています。オンライン等の非対面型(開催地なし)は都道府県別の集計から除外しているため、都道府県別の合計(3,345件)は対象作品総数(4,159件)より少なくなります。

3行でわかる結論

  • 1開催数トップは東京都(914件)。上位3県(東京・大阪・愛知)だけで、都道府県別に集計した謎解きの約43%を占めます。
  • 2人口10万人あたりの「密度」で見ると、東京に次いで宮城・和歌山・鳥取・島根など人口規模の小さい県が上位に。都市の大きさ=謎解きの多さ、ではないことがわかります。
  • 3ただし件数の中身は、地元の制作元の作品・大手が土地の題材で作った作品・全国を巡る公演が混在します。延べ3,345件のうち約22%は複数県にまたがる作品の重複計上。件数は「その県で参加できる作品の多さ(供給量)」の目安として読むのがおすすめです。

都道府県別・開催数ランキング(全47位)

期間内に開催された謎解きの件数を都道府県ごとに集計した全国ランキングです。まずは上位10位を掲載し、 「すべて表示」で全47都道府県を確認できます。都道府県名をタップすると、その地域の謎解きイベント一覧に移動します。

順位都道府県開催数10万人
あたり
1東京都9146.5
2大阪府3023.4
3愛知県2223.0
4神奈川県1822.0
5北海道1152.3
6兵庫県1052.0
7宮城県994.4
8京都府903.5
9埼玉県841.1
10福岡県791.5

開催数は延べ件数(複数都道府県で開催される作品は各県で計上)。人口10万人あたりの値は、総務省の人口推計をもとに算出した「密度」です。

地方別に見る開催数の偏り

都道府県を8つの地方にまとめると、開催数の偏りがはっきり見えてきます。 関東だけで全体の約42%を占め、東京・神奈川を抱える関東と、大阪・京都・兵庫を抱える近畿の2大都市圏に集中しています。 一方で、中部(愛知・静岡)や東北(宮城)も、特定の県が地域全体を牽引する構図が見られます。

関東1,393
近畿634
中部522
九州・沖縄256
東北213
中国157
北海道115
四国55

地方区分は一般的な8地方区分(北海道/東北/関東/中部/近畿/中国/四国/九州・沖縄)に基づく。件数は都道府県別集計(3,345件)の内訳。

人口10万人あたりの「謎解き密度」ランキング

開催数だけでは人口の多い都市が有利になるため、人口10万人あたりの開催数=「謎解き密度」で並べ替えました。 こうすると、大都市に混じって宮城・和歌山・鳥取・島根といった人口規模の小さい県が上位に食い込んできます。 「人が多いから謎解きも多い」だけではない、地方ならではの事情が見えてきます。

順位都道府県10万人
あたり
開催数
1東京都6.5914 件
2宮城県4.499 件
3和歌山県3.935 件
4京都府3.590 件
5大阪府3.4302 件
6鳥取県3.418 件
7新潟県3.167 件
8愛知県3.0222 件
9島根県2.919 件
10石川県2.831 件

東京が密度でもトップを守る一方、2位に宮城、3位に和歌山が入り、鳥取・島根・京都・新潟なども上位に並びます。 人口が少ない県では、1つの人気シリーズや周遊イベントが密度を一気に押し上げるため、順位が動きやすいのも事実です。 ただし、全国を巡る公演の重複計上を除いてその県だけで開催された作品にしぼって計算し直しても、宮城・和歌山・新潟は上位を保ちます ─ この件数の内訳については、次の章でくわしく見ていきます。

「多い県」の中身 ─ その県のための作品か、全国を巡る公演か

ここまでの件数は、複数の県で開催される作品を各県で数えた「延べ」の数字です。 この延べ件数には、性格の異なる2種類の作品が混ざっています。

その県のための作品その県だけで開催される作品(単県)。地元の制作元はもちろん、大手や広域の制作元が倉敷や岡山城など土地の題材で作る街歩きもここに含まれます。
全国を巡る公演同じ内容を各地で上演する巡回公演・全国キャンペーン。会場はその県でも、内容は土地固有とは限りません。1つの企画が何県にもまたがります。

都道府県別に数えた延べ3,345件のうち751件(約22%)は、複数県にまたがる作品が各県で重複計上されたぶんです。 なかには47都道府県すべてに計上されている作品も2つあります(コナンやハンズ等の全国キャンペーン)。 この2つのバランスは県によってかなり違います。代表的な3つのパターンを見てみましょう。

型① 地元の制作元が育っている県

新潟・茨城 ─ 地元発の作り手が件数を支える

新潟(延べ67件)は、地元の制作元ナゾトキアドベンチャーだけで32件を占め、そのうち30件は新潟県内で開催されています。 県内単独で開かれた作品の割合(単県率)は81%と、上位県のなかでも高いほうです。 茨城(延べ57件)でも、地域密着のひたちナゾの8作品はすべて茨城県内での開催。 こうした県では、地元の作り手が継続的に作品を送り出しており、人口の割に密度が高い一因になっています。

型② 全国公演とご当地作品が混在する県

栃木・群馬・岡山 ─ 巡回公演が件数を押し上げるが、土地の作品も豊富

栃木(延べ49件)や群馬(延べ44件)でタカラッシュが最多に見えるのは、 関東1都6県をまたぐ全10話のシリーズ企画が各県に1話ずつ計上されているのが大きな理由です。 岡山(延べ48件)も、延べの約半分は全国を巡る公演が占めます。 ただし残り半分には、岡山城や大原美術館・倉敷を舞台にした街歩き(SCRAP「謎旅への招待状in岡山」や、美術館・記念館とのコラボ企画など)といった、その土地のために作られた作品もあります。 作り手が大手か地元かにかかわらず、土地の題材で作り込まれたご当地作品は各県に存在します。件数の見え方が巡回公演で底上げされる、という点がこの型の特徴です。

型③ 多様な担い手が層をなす都市型

宮城 ─ 突出した1社がなく、厚みで支える成熟型

密度2位の宮城(延べ99件)は、突出した1社がありません。全国大手SCRAPの東北ツアー公演(宮城単独開催は3件)に、 地元・全国さまざまな主催の単発イベントが積み重なった構成です。 その県開催のみの作品だけでも65件(単県率66%)と厚みがあり、東京・大阪と同じ“多様な担い手が層をなす”都市型に近いといえます。 人口比の密度でも、巡回公演を除いてなお全国2位を保ちます。件数の見た目だけでなく、供給の厚みでも上位に入る県です。

+ もう一つの鍵 ─ 常設店舗

SCRAPの“お店”がある都市は、単県の作品数が積み上がる

SCRAPの県別の件数は、リアル脱出ゲームの常設店舗の有無でかなり性格が変わります。 常設店のある東京では、SCRAPが東京県内だけで開催した作品が単県56件にのぼります(常設店では新作が次々と入れ替わるため)。愛知・京都・大阪・神奈川といった大都市もSCRAPの単県作品が多く、常設店や定期公演が地元の件数を継続的に支えています。 一方、SCRAPの延べ件数が多い宮城(27件)・岡山(25件)は、県内単独開催が3〜4件。残りはイオンや書店とのタイアップで全国を巡回するツアー公演が各県で計上されたぶんです。ツアー公演もそれぞれ作品として楽しめますが、常設店のように地元で件数が積み上がる仕組みとは性格が違います。 同じ「SCRAPが多い県」でも、常設店による厚みか、全国ツアーの立ち寄りかで成り立ちが異なる、というわけです。

まとめると、開催数ランキングはその県でどれだけ謎解きに参加できるか(供給量)をよく表します。 ただしその中身は、地元の制作元の作品・大手が土地の題材で作り込んだ作品・全国を巡る公演が混ざったもの。 作り手が大手か地元かは、その作品がご当地かどうかとは必ずしも一致しません ─ 岡山の街歩きのように、広域の制作元がその土地のためにしっかり作る例も数多くあります。 件数の順位は、その県の“謎解きの盛んさ”をつかむ目安として楽しんでください。

延べ件数・その県開催のみ(単県)の件数・制作元の内訳は、いずれもナゾヒロバ掲載データ(同期間)の実測集計です。各制作元の作品は 制作元一覧から探せます。

全国の“ご当地謎解き”実例 ─ その土地でしか味わえない街歩き・周遊

件数ランキングの数字だけではわかりませんが、全国どの地域にも、その土地の名所や歴史を題材にした街歩き・周遊謎解きがあります。 作り手は地元の制作元から大手までさまざま。ここでは集計時点で開催中の作品から、地域ごとに代表的な例を紹介します(作品名をタップすると詳細ページに移動します)。

北海道・東北

関東

中部

近畿

中国・四国

九州・沖縄

作品名・制作元はナゾヒロバ掲載データに基づく実例で、集計時点で開催中のものを選んでいます。掲載状況により、その後に開催を終了している場合があります。最新の開催情報は各作品ページ・都道府県ページでご確認ください。

住んでいる地域で謎解きを探すコツ

ランキングを踏まえて、自分の地域で「行ける謎解き」を効率よく見つけるためのポイントを4つ紹介します。

地図から探すなら「謎解きマップ」

「近くで開催している謎解きを地図で見たい」なら、謎解きマップが便利です。 地図上のピンから、住んでいる地域や外出先の近くで開催中の謎解き・脱出ゲームを、直感的に探せます。都道府県名がわからなくても、地図を動かすだけで身近な作品が見つかります。

大都市圏なら「エリア・最寄り駅」で絞り込む

東京・大阪・愛知など件数の多い地域は、一覧が膨大になりがち。エリアや駅、開催期間で絞り込むと、週末に行ける作品を効率よく探せます。まずは謎解き・脱出ゲーム一覧から地域を選んでみてください。

件数が少ない県は「周遊・宝探し」もチェック

開催数が少ない県でも、観光地や公園を舞台にした周遊型の宝探しイベントは意外と充実しています。屋内の脱出ゲームだけでなく、屋外で楽しめる街歩き謎解きにも目を向けると選択肢が一気に広がります。

旅行先の県で探すと「ご当地謎解き」に出会える

旅行のついでに現地の謎解きに参加すると、街歩きそのものが観光になります。旅先の都道府県ページをのぞいて、開催中・開催予定の作品を探してみましょう。旅行×謎解きの楽しみ方もあわせてどうぞ。

気になる都道府県で謎解きを探す

ランキング上位の都道府県から、開催中・開催予定の謎解きイベントをチェックしてみましょう。地図から探したい場合は謎解きマップもどうぞ。

全国の謎解き・脱出ゲーム一覧を見る →謎解きマップで探す →

この記事の集計方法

数値の前提を明確にするため、集計方法をまとめておきます。

データ元
ナゾヒロバに掲載されている謎解き・脱出ゲームの作品データ(2026年7月2日時点)。
対象期間
2025年7月1日〜2026年6月30日の1年間。この期間に開催期間が重なる作品を対象としています。
数え方(延べ)
開催地の都道府県が特定できる作品を都道府県別に計上(延べ件数)。複数の都道府県で開催される作品は各県で計上しています。オンライン等の非対面型は都道府県別の集計から除外しています。
その県開催のみ(単県)
その都道府県だけで開催された作品。全国を巡る巡回公演を除いた「その県のために作られた作品」に近い指標です(作り手が地元とは限らず、大手が土地の題材で作る作品も含みます)。単県率=単県件数÷延べ件数。
人口・密度
「人口10万人あたり」の密度は、総務省の人口推計(概数)をもとに算出。人口の少ない県では、少数のイベントで数値が大きく動く点にご留意ください。

掲載データは日々更新されるため、最新の一覧では件数が前後する場合があります。数値は集計時点のものです。

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よくある質問

謎解きイベントが一番多い都道府県はどこですか?

2025年7月〜2026年6月の集計では、開催数は東京都(914件)が最も多く、大阪府(302件)、愛知県(222件)、神奈川県(182件)と続きます(ナゾヒロバ掲載データ・同期間)。

人口あたりで最も謎解きが多い県は?

人口10万人あたりの開催数で見ると、東京都に次いで宮城県・和歌山県・鳥取県・島根県など、人口規模の小さい県が上位に入ります。人口が少ない県では、人気シリーズや周遊イベントが密度を押し上げやすいのが特徴です。

地方の県でも謎解きが多いのはなぜ?

大きく2つの要因があります。1つは、新潟のナゾトキアドベンチャーや茨城のひたちナゾのように、地元の制作元がその県のために作品を作っているケース。もう1つは、全国を巡る巡回公演や周遊イベントが各県で計上され、延べ件数を押し上げるケースです。なお、その土地ならではの作品は地元の制作元に限らず、SCRAPやタカラッシュなど大手・広域の制作元が倉敷や岡山城などの題材で作り込む例も多くあります。件数は「その県で参加できる作品の多さ」の目安として捉えるのがおすすめです。

地方別ではどこが多いですか?

8地方区分でまとめると、関東が最も多く、次いで近畿中部と続きます。東京を抱える関東だけで、都道府県別に集計した謎解きの約4割を占めます。

このランキングの集計方法は?

2025年7月1日〜2026年6月30日に開催期間が重なる作品を、開催地の都道府県が特定できるものについて集計しています(オンライン等の非対面型は除外)。複数の都道府県で開催される作品は各県で計上。件数はナゾヒロバの掲載データ、人口は総務省の人口推計をもとにしています。

自分の住んでいる都道府県の謎解きはどこで探せますか?

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