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「#ミステラ 眠る脳と脈打つ宿罪」は大阪と東京で開催されている演劇的体験型ミステリーゲームイベントです。
5月2日から5月8日まで東京公演がグレースバリ銀座で開催されており、私は5月2日の公演に参加してきました。
イベントは約200分の所要時間で、最大6人のチームでプレイするスタイルです。今回は、私の体験をもとに、#ミステラ『眠る脳と脈打つ宿罪』に参加してみた感想をお伝えします!
高品質な演劇パートで世界観に引き込まれる
午後1時に開演し、最初の約1時間は演劇パートでした。演者たちの演技力の高さに驚かされ、すぐに物語の世界観に引き込まれました。
この最初の演劇パートでは、俳優陣の表現力豊かな演技により、各キャラクターの個性や感情の機微が伝わってきて、その後の謎解きパートへの期待が高まりました。
演劇のクオリティの高さは特筆すべき点で、単なる謎解きゲームの前置きではなく、しっかりとした一つの作品として成立しています。
演劇と謎解きを交互に体験することで、通常の演劇鑑賞とは異なる没入感が生まれるのが「#ミステラ」の魅力でした。
初対面のチームメイトとの協力で深まる捜査の興奮
演劇パートの後は、約1時間の謎解きタイムとなります。私は1人での参加でしたが、当日知り合った5人と6人1チームとなり、協力して謎に挑みました。
初対面の方々との協力に不安もありましたが、いざ謎解きが始まると、その心配は杞憂に終わりました。
謎解きでは様々な資料や証言を集め、それらを分析しながら犯人像を浮かび上がらせていきます。
時に行き詰まり、間違った回答をしてしまうこともありましたが、スタッフや演者の方々が適切なタイミングでヒントをくださり、ストレスなく進行できました。
特に終盤の30分は、チーム内での作業分担が重要でした。記入作業や資料収集など、やるべきことが多岐にわたるため、初対面であることを忘れて捜査に没頭する状況が自然と生まれました。
異なる視点や考え方を持つメンバーがいることで、一人では気づかなかった手がかりに気づくこともあり、チーム型謎解きの醍醐味を感じられました。
真相解明と感動のフィナーレで完結する物語体験

謎解きタイムの後は、再び演劇パートとなり、真相が明かされていきます。私たちの推理と証拠集めが物語の結末にどう影響するのか、ハラハラドキドキしながら見守りました。
犯人が明かされ、犯行動機が語られるシーンでは、それまでの謎解きで得た情報と演劇が見事に結びつき、納得感のある結末を迎えることができました。
最後の場面では、一つの演劇作品として完成された物語に心を奪われ、チームでの捜査の緊張感から解放されて感動に浸ることができました。
「#ミステラ 眠る脳と脈打つ宿罪」は、演劇の感動と謎解きの知的興奮を一度に味わえる貴重な体験でした。200分という長めの時間設定も、内容の濃さを考えると決して長く感じることはありませんでした。
演劇を観るだけ、謎を解くだけではない、新しいエンターテイメントの形として、多くの方にお勧めしたいイベントです!