REPORT 04 / プレミアム掲載 効果分析
プレミアム掲載の
効果測定レポート
— 掲載21件の実測データから
「掲載すると数字は伸びますか」というご質問に、これまでは個別事例でお答えしてきました。本レポートでは、2025年12月〜2026年8月に実施されたプレミアム掲載のうち、条件を揃えられる21件(21作品)を対象に、掲載前後の実測値を比較しています。
2026年8月20日時点 / ナゾヒロバ独自データベース集計・GA4実測値
このレポートの要点
ナゾヒロバのプレミアム掲載について、これまで公開してきたのは個別事例のデータでした。 本レポートでは、2025年12月〜2026年8月に実施された掲載のうち条件を揃えられる21件をまとめ、 掲載前後で数字がどう動いたかを集計しています。
本レポートの要点
- 掲載中、公式サイトへの送客は中央値で 3.44倍、ページビューは5.18倍になりました
- 効果は掲載初週から立ち上がり、最終週まで掲載前の1.6倍以上を維持します。一時的なスパイクではありません
- これだけ動く理由は枠の設計にあります。一覧に並ぶ作品3,407件に対し、プレミアム枠にいるのは同時に7〜8件だけです
- 掲載中は「気になる」の登録が1日あたり5.1倍に増えます。1回の掲載で約31回が上積みされ、これは掲載が終わっても消えません
- もともと露出が少ない作品ほど倍率が大きく、すでに露出のある作品は増えた実数が大きいという違いがあります
本レポートに登場する数値は、すべてナゾヒロバの本番データベースとGA4の実測値です。 推計値・目標値・シミュレーション値は含まれていません。 作品名は運営者様の情報にあたるため、本レポートではすべて匿名化しています。
第1章何をどう測ったか
結果の前に、集計の条件を示します。前後比較は条件の切り方で数字が変わるため、どこを揃えたかによって読み方も変わります。
対象は掲載21件・21作品、掲載期間は7日から56日(中央値28日)です。
代表値には中央値を使っています
効果の分布は偏っており、突出した1件が平均を押し上げます。 そのため本レポートの代表値はすべて中央値とし、あわせて下位25%・上位25%の水準も示します。 平均値を使えばもっと大きな数字になりますが、多くの作品にあてはまるのは中央値のほうです。
| 指標 | 下位25% | 中央値 | 上位25% |
|---|---|---|---|
| カード表示倍率 | 8.12倍 | 13.47倍 | 28.47倍 |
| ページビュー倍率 | 2.6倍 | 5.18倍 | 9.05倍 |
| 送客倍率 | 1.94倍 | 3.44倍 | 5.36倍 |
集計の定義
| 項目 | 定義 |
|---|---|
| 対象期間 | 2025年12月〜2026年8月に開始されたプレミアム掲載 |
| 母数 | 掲載21件(21作品)。延長・連続した掲載は1件に統合 |
| 掲載前 | 掲載開始日の前30日間の日平均 |
| 掲載中 | 掲載開始日から終了日(継続中の場合は集計日)までの日平均 |
| 送客 | 作品ページから公式サイトへ遷移した回数(official_page_click)。Web・アプリ両方 |
| ページビュー | 作品詳細ページの閲覧数。Webのページとアプリの画面を合算 |
| カード表示 | 一覧・トップ・マップなどで作品カードが表示された回数(mystery_card_view) |
| 気になる | ユーザーが作品を「気になる」に登録した件数 |
第2章効果の大きさ — 露出・閲覧・送客で追う
プレミアム掲載でまず変わるのは、一覧での露出です。 そこから作品ページが読まれ、公式サイトへ進む。効果はこの順に伝わっていきます。 並べる指標も、その順番にしました。
掲載前を1.00としたときの掲載中の水準(中央値・n=21件)
ナゾヒロバ独自データベース集計/GA4 実測値
| 指標 | 掲載前 | 掲載中 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| カード表示(一覧での露出) | 137回/日 | 1,830回/日 | 13.47倍 |
| ページビュー(作品ページ閲覧) | 18.4回/日 | 90回/日 | 5.18倍 |
| 公式サイトへの送客 | 3.17回/日 | 8.68回/日 | 3.44倍 |
| 気になる登録 | 0.27回/日 | 1.37回/日 | 5.1倍 |
露出は約13倍になる
最も大きく動くのはカード表示です。1日あたり137回から 1,830回へ、中央値で13.47倍。 21件すべてで増加しており、例外はありませんでした。
プレミアム掲載はトップページ・全謎解き一覧・エリア別ページ・謎解きマップなど多数の面に作品を上位表示するため、 掲載していない状態と比べて桁で露出量が変わります。4週間の掲載であれば、増加分だけで 約47,404回の追加露出になります。
露出はページ閲覧、そして送客へ
その露出は作品ページの閲覧(5.18倍)、公式サイトへの送客(3.44倍)へとつながります。 1日あたりの実数では、ページビューが18.4回から90回へ、 送客が3.17回から8.68回へ増えました。 増加分だけを取り出すと、1日あたり送客 +5.51回、ページビュー +71.6回です。
実際の1件で見ると
中央値だけでは実感が湧きにくいので、実例を1件出します。 周遊型の作品を30日間掲載したときの数字です(作品名は伏せています)。
| 指標(30日間の合計) | 掲載前30日 | 掲載中30日 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| カード表示 | 4,077回 | 54,898回 | 13.5倍 |
| ページビュー | 553回 | 4,799回 | 8.7倍 |
| 公式サイトへの送客 | 132回 | 766回 | 5.8倍 |
30日間の合計で並べると、カード表示は4,077回から54,898回、 作品ページの閲覧は553回から4,799回、 公式サイトへの送客は132回から766回。 掲載前・掲載中とも30日間なので、そのまま比べられます。
露出と閲覧は例外なく増える
カード表示・ページビューはいずれも21件中21件(100%)で掲載前を上回りました。「見てもらう」ところまでは確実に効果が出ます。
送客も例外なく増える
公式サイトへの送客も20件中20件(100%)で掲載前を上回りました。 下回った掲載はありません。
倍率が段階的に下がる理由
カード表示13.47倍に対して送客は3.44倍です。 露出が増えても、そのすべてがクリックや申込につながるわけではないためで、これは自然な形です。 裏を返せば、露出から先の転換率を上げられれば、同じ掲載費用でより多くの送客が得られます。 サムネイル・タイトル・PR文・料金や所要時間の記載を整えることが、ここに効いてきます。
第3章なぜこれだけ露出が増えるのか
カード表示が13.47倍という数字は、掲載枠の設計をご説明すると納得いただけると思います。 理由は単純で、枠がきわめて少なく、出る面がきわめて多いためです。
理由1 — 同時に枠へ入れるのは数件だけ
| 区分 | 件数 |
|---|---|
| ナゾヒロバに登録されている作品 | 7,365件 |
| うち一覧に並ぶ作品(終了日を過ぎていないもの) | 3,407件 |
| うちプレミアム掲載枠にある作品 | 7〜8件 |
一覧に並ぶ3,407件に対して、プレミアム枠にいるのはわずか7〜8件です(直近2ヶ月の同時掲載数。件数は2026年8月20日時点)。 広告在庫を意図的に絞っており、掲載中の作品はごく少数の競合としか露出を分け合いません。 一覧で埋もれている状態と、上位に固定される状態の差が、そのまま13.47倍という数字になって表れています。
理由2 — 1つの枠ではなく、サイト全体に出る
プレミアム掲載は特定の広告枠を1つ買うものではありません。 ユーザーが謎解きを探すときに通る面に、横断的に上位表示されます。
横断系
トップページの注目枠、全謎解き一覧、謎解きマップ、ナゾ活一覧、今週末の謎解き
エリア・カテゴリ別
地方圏・都道府県・市区町村の各ページ、カテゴリ別・タイプ別の一覧ページ
回遊・検索
他作品ページの関連枠、キーワード検索結果、検索エンジンからの流入ページ全般
公平なローテーション
主要枠の表示順は日ごとに入れ替わるため、特定の作品だけが常に1位を独占することはありません
※ 表示箇所の詳細は「プレミアム掲載はどこに表示される?」にまとめています。
理由3 — 見ているのが謎解きを探している人だけ
ナゾヒロバに来られるのは、謎解き・脱出ゲームを探している方です。 同じ1回の表示でも、興味の有無が分からない相手への表示とは意味が違います。
枠が少なく、出る面が多く、見ている人が絞られている。 この3つが重なった結果が、カード表示13.47倍・ページビュー5.18倍・送客3.44倍という実測値です。
第4章効果はいつ出て、どこまで続くか
倍率だけでは「掲載直後に一瞬だけ跳ねて、あとは元通り」なのか「期間中ずっと効いている」のかが分かりません。 そこで各掲載の掲載前30日間の水準を1.00として週ごとに正規化し、その中央値を並べました。 掲載期間の長さがまちまちなので、掲載中の推移は4週間以上の掲載13件で描いています。
作品ページ閲覧の週次推移(掲載前30日間の水準=1.00)
ナゾヒロバ独自データベース集計/GA4 実測値・n=22〜23件
掲載前(4週間)— ゆるやかな右肩上がり
ページビューは0.68 → 0.66 → 0.80 → 1.01と推移します。公演が近づけば数字は自然に上がっていきます。この自然増を差し引いて考える必要があります。
掲載初週 — 最も大きく跳ねる
直前週の1.01から3.01へ一気に上がります。効果は掲載開始と同時に立ち上がり、待ち時間がありません。
掲載2〜4週目 — 落ちずに続く
2.66 → 2.90 → 2.67と推移し、掲載前の約2.7倍を最終週まで維持します。公式サイトへの送客も同様に、最終週まで掲載前の1.6倍以上を保ちました。一過性のスパイクではありません。
掲載終了後 — 上乗せ分が引く
終了翌週は1.31倍と掲載前を上回りますが、その後は掲載前と同じ水準に戻ります。掲載中の上乗せ分が、掲載終了とともに引くかたちです。
この「立ち上がって、続いて、引く」という形が、効果が掲載によるものであることの裏づけです。
もし観測された増加が公演自体の話題性や季節要因によるものだとしたら、掲載期間にぴたりと重なって上下する理由がありません。 掲載開始の週に立ち上がり、掲載期間中は維持され、掲載終了とともに上乗せ分が引く。 この時間的な一致は、増加分が掲載そのものによって生じていることを示しています。
実務上重要なのは、掲載期間の長さがそのまま効果の総量になるという点です。 初週で終わる効果ではないため、期間を長く取るほど上乗せ分は積み上がります。 そして掲載期間中に生まれたもののうち、掲載終了後も残るものがあります。次章で扱います。
第5章掲載後に残るもの —「気になる」の積み上げ
ページビューや送客は、掲載期間中の露出に連動して増減します。 一方で「気になる」の登録は、一度されれば消えません。 ユーザーのマイページに残り続け、その方が次に検討されるときの起点になります。 掲載によって生まれる資産があるとすれば、まずここです。
「気になる」登録の1日あたり件数(中央値・n=21件)
ナゾヒロバ独自データベース集計
「気になる」の登録は1日あたり0.27回から1.37回へ、約5.1倍に増えました。 増加分は1日あたり+1.1回、掲載1回あたりでは約31回が上積みされる計算です。
登録は掲載が終わっても残る
掲載期間が終了しても、登録された「気になる」が取り消されるわけではありません。掲載費用で買った露出が、消えない形に変換された分と考えることができます。
検討中の見込み客リストになる
「気になる」は、その作品を実際に検討されている方が自分の意思で登録するものです。単なる閲覧数より購入に近い指標として扱えます。
掲載を評価するときの見方
掲載の成果を「掲載期間中の送客数」だけで見ると、実際より小さく評価することになります。 期間中に積み上がった約31回の「気になる」は掲載終了後も残り続けるためです。 ダッシュボードでは送客・ページビューとあわせて「気になる」の数も確認できますので、掲載前後で比べてみてください。
第6章どんな作品に、どれだけ効くのか
効果の大きさは作品によって異なりました。何がその差を生んでいるのかを見るために、 掲載前のページビュー水準(1日あたり18回)で全体を2つに分けて比較しました。
掲載前の規模別 送客倍率(中央値)
ナゾヒロバ独自データベース集計/GA4 実測値
| 掲載前の規模 | 件数 | PV倍率 | 送客倍率 | 増えた送客/日 |
|---|---|---|---|---|
| PV 18回/日 以下(露出が少ない作品) | 10 | 8.38倍 | 5.05倍 | +2.86回 |
| PV 18回/日 超(すでに露出がある作品) | 11 | 2.63倍 | 2.53倍 | +4.29回 |
倍率が大きいのは露出が少ない作品、増えた実数が大きいのはすでに露出がある作品という、きれいに分かれた結果になりました。
掲載前のページビューが1日18回以下の作品は送客が5.05倍と大きく伸びますが、増えた実数は1日+2.86回です。 一方、それを超える作品は倍率こそ2.53倍ですが、増えた実数は1日+4.29回と約2倍あります。
つまりどちらの作品にも効きます。埋もれている作品は倍率で、すでに動いている作品は実数で成果が出ます。 掲載を検討される際は、倍率ではなく「1日あたり何件増えるか」で見積もられることをおすすめします。
東京とそれ以外でも効き方が違います
開催地でも出方が変わります。東京都内の掲載10件と、それ以外の地域の11件で分けました。
| 開催地 | 件数 | PV倍率 | 送客倍率 | 増えた送客/日 |
|---|---|---|---|---|
| 東京都内 | 10 | 5.1倍 | 3.11倍 | +7.16回 |
| それ以外の地域 | 11 | 6.87倍 | 3.77倍 | +3.26回 |
増えた実数で見ると、東京都内が1日+7.16回、それ以外が1日+3.26回と、 東京のほうが2倍以上積み上がります。掲載中の送客そのものも10.43回/日対6.43回/日。 ナゾヒロバのユーザーが東京に厚いぶん、掲載したときに届く母数が大きくなるためと考えられます。
一方、倍率で見るとそれ以外の地域のほうが高く出ます(送客3.77倍対3.11倍、カード表示16.1倍対12.37倍)。 掲載していない状態での露出が少ないぶん、枠に入ったときの変化が大きく出ます。
東京は積み上がる実数で、それ以外の地域は伸び率で返ってくる、という違いです。東京以外だから効かない、ということではありません。 ただし母数が10件と11件なので、傾向として見てください。
まとめ数字をどう読むか
露出は約13倍、送客は約3.4倍
カード表示は13.47倍、ページビューは5.18倍、送客は3.44倍。露出と閲覧は21件すべてで、送客も100%の掲載で増加しました。
効果は掲載期間中ずっと続く
初週が最も大きいものの、最終週まで掲載前の1.6倍以上を維持しています。期間を長く取るほど増加分の総量は積み上がります。
「気になる」は掲載後も残る
掲載中に1日0.27回から1.37回へ増え、1回の掲載で約31回が上積みされます。この登録は掲載が終わっても消えません。
倍率ではなく実数で判断する
倍率が大きいのは露出の少ない作品です。掲載を検討される際は倍率ではなく、1日あたり+5.51回という増加の実数で見積もられることをおすすめします。
掲載前にやっておくと効果が変わること
第2章のとおり、露出は13.47倍に増える一方、送客は3.44倍です。 この差は作品ページの作り込みで縮められます。 サムネイル・PR文・料金や所要時間の記載を整えてから掲載を開始されることを強くおすすめします。 具体的な改善点は「プレミアム掲載の効果を最大化する7つの実践ポイント」にまとめています。
掲載効果のご相談について
ナゾヒロバでは、作品ごとの現在のアクセス状況をもとにした効果シミュレーションのご提案を承っております。 本レポートの数値は全掲載の中央値であり、実際の効果は作品の露出状況・公演時期・ページの作り込みによって変わります。 個別の見立てが必要な場合はお問い合わせください。